\770,000





ヴァイオリンやヴィオラの内部に「Stradivarius」の名前が記されたラベルを見つけると、誰もが一度はその意味を考えることでしょう。しかし、こうしたラベルは必ずしもAntonio Stradivari本人の作品を意味するものではありません。ストラディヴァリのモデルを手本として製作された楽器に、その名を記したラベルが貼られることは長い弦楽器製作の歴史の中で珍しいことではありません。重要なのはラベルだけではなく、モデル、アーチング、木材、ニス、スクロール、そして何よりも楽器そのものがどのように作られているかを見ることです。
本器も「Stradivari」という名前だけを価値の根拠とする楽器ではありません。むしろ、ストラディヴァリという歴史上最も影響力のある製作家のモデルが、後世の製作家たちによってどのように解釈されてきたのかを楽しめるヴィオラです。古典的なイタリアン・モデルに興味をお持ちの方はもちろん、「名器のコピー」という言葉だけでは片付けられない、楽器そのものの個性をぜひ実際に手に取ってお確かめください。
